今年のコアジサシ営巣状況調査ですが、ブログの記事を書く都合で3回の表記となっていますが実際は初認した4月21日以降、ほぼ毎日実施しています。
なかなかこちらに書くことができずごめんなさい。
現在の状況ですが、デコイを置いたエリアは、カラスの影響で壊滅的です。
コアジサシのモビング(追い払い行為)ですが、飛んでくる天敵に対して、同じく飛びながら、単独で、複数で、波状的に、急降下したり、などしつつ攻撃を加えるのは効いているのですが、地面に足を付けて歩いているものに対しては全くと言っていいほど効果がありません・・・
デコイ設置個所は、干潟状の部分から斜面となっており、カラスは下から上に向かってとことこと歩いて営巣地内へ侵入、地面を丁寧に物色していきます。
その間もコアジサシはモビングしていましたが、カラスはちょっと頭を下げてかわしたりするだけで、平気な顔して歩いていきます。
5月末頃まではデコイの周辺で給餌したり、巣穴を掘る行動などが見られましたが、6月に入ってからというもの、下に降りることはなく、周辺で採餌する様子しか見られなくなってしまいました。
当会では、これ以上カラスが集まらないよう、周辺の企業様には飼料をこぼしたりされないよう、また犬猫へのエサやりも、不幸な野良犬や野良猫を増やすことだけにとどまらず、招かれざるものを呼び寄せることにつながるため、倉敷市やボランティア団体と情報共有する等の対応をしています。
カラスも生きているため、他の鳥の卵を食べたりすることは仕方のないことですが、バランスが崩れているのは人間の影響なのです。
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