だいぶ更新が遅いですが、6月4日(土)、これまで見ることができていなかった岡山県東部の海辺環境を調査してきました。
海にはアマモがたくさん生えていて、小魚もいっぱい!
これは期待が持てそう・・・と思いました。
岩場にも小さな貝やカニがたくさんいて、水路ではトビハゼを見ることができました。
海水浴場ではスナホリムシやヨコエビも観察できました。
海岸線を回りましたが、コアジサシが営巣できそうな広い砂浜を見つけることができず、
海上や牡蠣イカダの上などにもコアジサシの姿はありませんでした。
コアジサシを取り巻く状況として、営巣地が減っているということはよく言われていますが、エサや天敵の状況なども、繁殖できるかどうかには大きく関わってきます。
ある場所では営巣に適した場所があるのにエサとなる小魚がいない、別の場所では小魚もいて、よい場所もあって繁殖をしていたのに、カラスや野猫といった天敵に襲われ子育てに失敗・・・
玉島の場合は、エサを持って飛んでいる様子は確認しますが、落ち着いて子育てできる開けた砂礫地がない、天敵が多いことが原因のようです。
帰り道は久しぶりに錦海塩田へ行ってみました。
メガソーラーができてから行っていなかったのです。
チュウヒが出たりしないかと淡い期待を抱きつつ、カルガモやセッカ、オオヨシキリ等観察しました。
そのあと、締切堤防の上から錦海湾の沖にコアジサシがいないか観察。
こちらの期待もかなり淡かったので、落胆というほどではありませんが、やっぱりか・・という感じでした。
しばらくスコープで沖を眺めていると、ヌルっと現れるものが。
スナメリです!写真には撮れませんでしたが、何度も姿を見せてくれました。
何頭かいたようです。
次回は玉野市方面で調査をしたいと思います。
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