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コアジサシ営巣状況調査2024-5

ブログでの報告が遅くなってもたもたしているうちに、

他県の方からもコアジサシの状況についてお問合せをいただいてしまいました。

遅くなってしまいすみません。

本日、最後の調査を終えてきました。


静まり返った玉島の海辺に行かれてお気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、

今年のコアジサシたち、すでに玉島を離れていったようです。

当会での終認は7/12(金)となりました。


【なぜ?!子育ては失敗だったの?!】

今年の玉島での子育ては大成功といってよいと思います。

安全に子育てできる場所で育った幼鳥が7/11(木)に45羽確認できました。

また、デコイ設置の効果といってよいと思いますが、工事エリアに降りたりするコアジサシもいなかったので、その点もよかったです。

全国各地であまりよい報告を聞いていない中で45羽も巣立ったのはとてもすごいこと!!

たくさんの人がコアジサシの子育てを応援、見守って下さったおかげです。

関わって下さったみなさま、本当にありがとうございました、お疲れ様でした!!


【どうしてこんなに早く玉島を離れてしまったの?】

いくつか原因がありそうです。

子育てしていた場所から幼鳥とともに少し移動して集まっていたコアジサシたち。

その周辺では、ハヤブサ(環境省・岡山県ともに絶滅危惧Ⅱ類)の姿が何度か見られていました。ある日はコアジサシたちが集まっている場所に近づこうとして、親鳥たちに一斉に追いかけられ飛び去っていきました。

また、別の日にはコアジサシたちが集まっていた場所が見渡せるところに止まって羽繕いをしていました。

ハヤブサの襲撃を受けたり、見えるところに止まっている状況は、コアジサシにとっては安全とは言えません。

そんな状況を嫌ってより安全なところへ移動した可能性がありそうです。

また、たびたびの降雨で付近の水位が上がり、水没の危険を考えて移動した、なども考えられそうです。


海鳥の彼らは、海の上の安全な場所を知っていて、そこでにぎやかに渡りの時を待っていることと思います。

今年巣立ったコアジサシたちが、来年も玉島はいい場所だ!と、たくさん仲間を連れて帰って来てくれたらいいですね。

その時、今のように、子育てに適した場所がなくなっていても、みんなで力を合わせて、知恵を出し合って解決していけたらと思いますので、これからもみなさんのお力を貸してください。よろしくお願いいたします!












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