前回のブログからかなりの間が開いてしまいましたが調査は継続していました。
ずっと書きたかったのですが、新聞掲載以降、現地にカメラマンの方が増えました。
それはよかったのですが、ある日、軽トラの荷台に脚立を立て、その上から営巣地を撮影するという団体が現れ、怪我や熱中症の心配と真似する人が増えて企業の方に迷惑がかかるようになったら・・という懸念がありました・・
なのでコアジサシのいるうちにこちらで何かを発信することは控えようと決めておりました。
さて、当会では、8/20(日)がコアジサシ最終確認日となりました。
この日は営巣地内の調査ではなく、玉島ハーバーアイランド周辺で2羽が採餌している様子を確認。夕方ごろ営巣地のある陸地の方へ飛んでいき、それ以降姿を見せなくなりました。
繁殖状況について、営巣地内に取り残されたヒナなどもおらず、痕跡も見つけられなかったことからおそらく残念ながら捕食されてしまったということになりそうです。
シェルターは設置していたものの、営巣地手前側の草の生えていない部分の卵やヒナたちも捕食にあったようで次々と姿を消していきます。
8/16(水)調査時までは奥の草地の間へ親鳥が必死に給餌している様子が見られたのですが、8/22(火)の調査時には親鳥の姿もなく、営巣地は静まり返っていました。
本日、8/24(木)シェルターを撤去し今年の調査を終了しました。
今回繁殖が上手く行かなかった原因として、天敵の存在もそうですが、
エサの不足、異常な高温、日照り続き等もあげられると思います。
繁殖が成功した2021年と比べると、2023年はヒナの出現が約1か月遅い状況でした。
飛来して早いうちはまだ海水温もそれほど上がっていないでしょうし、5月~7月半ばにはカタクチイワシなどある程度大きさのある魚も捕っているところを観察していたので、
来年早い時期によい営巣地があれば・・・
今後もあきらめずに取り組んでいきたいと思います。
ご協力下さった企業様、会員のみなさま、暑い中本当にありがとうございました!!
※当会では調査の協力や参加希望など歓迎しています。
ご希望の方はお気軽にご連絡下さい!
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