3連休もあっという間に終わりですね。
ずっと気になっていた水島側の埋め立て地のコアジサシ調査がやっとできました。
実施は7月16日(日)、気温がかなり上がることが予報されていましたので、早朝にでかけました。
まず迎えてくれたのは大量のクラゲ・・・
豊島へ行った時ほどではなかったですが、それでもどんどん流れてきました。
これでは漁師さんも大変だろうと思いました。
下水島ではキビタキの声や、ミサゴ、トビが鳴いていて、さらにそれにセミの声も加わってにぎやか。ツクツクボウシももう鳴いていました。
でも沖では今回コアジサシの声を聞くことはありませんでした。
そして水島側の埋め立て地堤防に前回並んでいたコアジサシは、たくさんのウミネコに代わっていました。
もし水島側の埋め立て地内で少数でも営巣していれば、採餌に出入りする様子が見られたでしょうが、その様子もなく、玉島ハーバーアイランドの沖で採餌している個体も今回は見られませんでした。
現在、玉島ハーバーアイランド沖の浚渫土入れ場は、浚渫土と一緒に入ってくる小魚であふれているようで、コアジサシやサギなどが中で魚を捕っています。
道路上から望遠鏡で見ていると時々トビハゼが飛び跳ねていることもあります。
コアジサシからしたら、広大で波が立ったりしている海上をずっと飛び回りながら小さな魚にダイブするより、波もなく、限られた浚渫土入れ場で採餌する方が効率が良いのかもしれません。海からサンドポンプで無数に入ってくる魚も、干からびて死んでしまうより、次の命へつながった方が報われるというものでしょう・・か・・・。
7月も半ばを過ぎて、各地でも巣立ちの報告が相次いでいます。
まだ夏は終わっていませんからね、これからよいご報告ができるように私たちも引き続き頑張って行きたいと思います。
さて、いつも海に連れて行って下さる方ですが、現在76歳。
ずっと玉島で過ごしてこられた方です。
その方が今回、とても淋しそうにこんなことをおっしゃいました。
「このあたり(下水島のあたり)は本当に水がきれいで、底が見えようたんじゃけどな・・・」
いつまでもたくさんの命を支えてくれる豊かできれいな海であってほしいですね。
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