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コアジサシ営巣状況調査2023-3

今回の台風2号により被災されたみなさまへ、心よりお見舞い申し上げます。

これから天候が崩れることが多くなったり、激しい雨が降ったりと心配なことも多くなる時期です。くれぐれも気を付けてお過ごしいただけたらと思います。


さて、今年は、昨年見れなかった岡山市東区の吉井川河口付近へ台風が過ぎた6月3日(土)に行ってきました。

古くから干拓が行われた場所ということで、干拓堤防の跡のようなものが海の中にあり、その中には干潟ができていて、オサガニやハクセンシオマネキ、トビハゼなどがたくさん生息する場所となっていました。

時期が遅かったのと、台風の後ということもあるでしょうか。

シギ・チドリ類はコチドリが少し見られたくらいで他には見つけられませんでした。

渡る時期を逃したのでしょうか、淋しそうに見えるオナガガモが1羽。


海の中は波が立っていましたが、小魚が群れている様子も見えました。

Googleで裸地に見えていた場所には雑草が生え、コアジサシ営巣には適さない場所になっていました。

毎回同じ報告で申し訳ないのですが、吉井川河口周辺でもコアジサシの声も姿も見つけることはできませんでした。


この日、午前中にはコアジサシ10羽ほどが玉島ハーバーアイランド沖で採餌。

海に飛び込んで小魚をとらえる様子を数名のカメラマンさんが楽しそうに写真に収めて行かれていました。

玉島でも陸上から肉眼で確認できるほど小魚が群れていて、荒れた海に飛び込んでは魚をとらえていました。

場所さえあれば・・・場所さえあればなぁ・・・とぶつぶつ言いながら吉井川河口へ向かったのでした。



帰り道、対岸の九蟠という地域でたくさんの四つ手網を見ました。

使われていないものばかりなのかな?と思ったのですが、中には冷房完備・カラオケなどと書かれて今でも営業されている小屋?も複数ありました。

この日、若いグループが実際に利用されていて、小さな魚やオキアミのようなものを四つ手網ですくっていました。一度やってみたい!と思いました。

昔は玉島にも見られたという四つ手網ですが、今は残骸が勇崎干潟に少し残っています。

いつまでも豊かな海の象徴として続いて行ってくれるといいですね。




オナガガモ、渡りそびれたのかな・・












四つ手網と夕日

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