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コアジサシ営巣状況調査2023-2

山陽新聞社さんが玉島ハーバーアイランドのコアジサシを取り上げて下さいました。

取材は5月12日、シンポジウム前日に行われました。

当日は良く晴れて気温も上がり、コアジサシは50羽近くが埋め立て地内に降りたり、

付近の海で小魚を捕るべく、海に突っ込んだりしてにぎやかなひと時でした。


それから今日まで増減を繰り返していましたが、全く姿を見せない日もあります。

早めにどこかへ移動して繁殖してくれていたら・・と思うと、翌日には20羽近くで群れていたり・・・

想像ですが近傍に良い場所があり繁殖していて、その合間に玉島ハーバーアイランドで休憩している、または繁殖適地を求めてさまよってもあまりよい場所がなく、仕方なく戻ってくるということを繰り返しているのではないかと思ったりしています。

前者ならいいのですが!!


5月も末に近づいて、全国では卵の確認やヒナの確認など、繁殖が成功している地域もあるようです。


さて、たましま 干潟と鳥の会では、5月5日に海上から調査を行いました。

玉島ハーバーアイランドにいないなら、周辺の島で繁殖しているのかもしれない、ということで船で付近を回ってみました。


上水島をぐるっと回ったあたりで聞き覚えのある声がしてきました。

採餌で飛んで来ているにしてはいつまでもたくさんの声が聞こえるのでどこかに降りているかも!!と期待しつつ声のする方へ。

すると水島の埋め立て地沖、堤防の上に20~30羽ほどが降りていました。

ここもGoogleなどで見ると広い造成地がありそうなので、中で繁殖しているのかもしれません。6月に入ったら改めて状況を確認してこようと思います。



自然の環境で繁殖してもよさそうなのに・・と思うのは人間(こちら)の勝手で彼ら(コアジサシ)からしたら狭い、天敵が多い、等色々な理由があるのだろうと思います。


沙美海岸の一角。コアジサシ保全で利用できないかおたずねしましたが、海水浴場は海水浴以外の用途には使用できないとのことでした。彼らはどこに行けばいいのだろう?

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