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  • 執筆者の写真Yayoi Nishii

コアジサシのための100のチャレンジ

今年4月半ば頃、各地の報告に少し遅れて玉島でもコアジサシを初認しました。

昨年より約1週間早い初認となりました。


コアジサシの営巣地となっている埋め立て地の、埋め立てに関する環境影響評価の中で岡山県は、工事箇所付近にコアジサシの営巣・繁殖が確認された場合、繁殖環境への影響を可能な限り低減する、としています。


このこともあり、今年、玉島では、非工事エリアを整備し工事エリアではなるべく繁殖しないようにという配慮がなされていました。

ですが、整備の際の水たまりを埋める作業とコアジサシ営巣のタイミングが運悪く重なったこと、整備に使った土が少し黒っぽくコアジサシが好まなかったこと、天候が不安定だったこと等々、様々なことが原因となったようで、数羽が降り立ち求愛給餌もしていましたが、その後この場所にコアジサシのカップルは寄り付かなくなってしまいました。


別の工事エリアで営巣を開始した個体もありましたが、ここでは直接的な工事の影響というより重機にとまるようになったカラスに卵が捕食され営巣放棄となってしまいました。


その後、もとの非工事エリアで繁殖を試みた個体もいました。

この場所にもカラスが多く、周辺の建物屋根などには100羽を超す群れになることもあることから、ゴールデンウイーク前には40羽以上の群れとなっていたコアジサシも、6月半ば現在ではほとんど姿を見ることがありません。


こんなことがあっても毎年、片道約8,000kmもかけて生まれ故郷の玉島にやってくるコアジサシたちのために何かできることはないのでしょうか?


当会では、「コアジサシのための100のチャレンジ」を実施することにいたしました。

本ブログもチャレンジの一つです。

コアジサシのため、というとおこがましいですが、この危機的状況を変えるために何かできることがあるはずと思っています。応援よろしくお願いいたします。

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