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  • 執筆者の写真Yayoi Nishii

「絶滅危惧種 コアジサシ保護に向けてのお願い」チラシが出来上がりました!

ブログもだいぶご無沙汰になっているうちに今年も残すところあとわずかとなってしまいました。 たましま 干潟と鳥の会では10月のいきもの観察会を終え、昔の干潟を知る人へのインタビュー動画も完成!

そして1回目の「たましま 干潟マップ作りワークショップ」も開催。

マップの案が少しずつできてきています。

次回、2023年1月21日(土)13:30~では、もう少し具体的にどのようなマップにするか、市民のみなさんの意見を反映させていきたいと思っています。


コアジサシについて、岡山県内ではコアジサシの繁殖場所は非常に少なくなってしまい、今ではほとんどが玉島ハーバーアイランドの埋め立て工事現場や、未共用の空き地となってしまっているという事実はこちらでも繰り返しお伝えしてきました。

また岡山県は玉島ハーバーアイランド沖、現在埋め立て中の46ha沖だし部分について、その環境影響評価書で、「工事の実施時においては、工事の実施がコアジサシの繁殖に及ぼす影響を低減するため、事業実施区域近傍の既存埋立地及び事業実施区域におけるコアジサシ等の鳥類の飛来、繁殖状況を把握し、営巣、繁殖が確認された場合は適切に配慮することとする」、と記載しています。

ですが実際は難しいものです。

当会では何度も営巣可能性のある個体について報告しましたが、

現地を担当する職員の方は、繁殖しているかどうか卵の有無などは、立入禁止のため、誰も確認することができず、確認できなければ保護することができないといいます。


今年は一時、最大40羽ほどのコアジサシが飛来し、求愛給餌、カップリング、数つがいが何か所かで営巣のように見える行動をとったりしていましたが、重機の接近や、カラス等の天敵の影響もあり、ついにヒナの姿を見ることはありませんでした。


この時もし近場に、狭くても営巣できる場所があって、誘因と天敵への忌避対策が行えたら、少しでも繁殖できた個体がいたかもしれません。

このことから当会では、来年の繁殖期に向けて、地域や企業に配布するための、「絶滅危惧種 コアジサシ保護に向けてのお願い」チラシを200部作成。

作成にあたっては、NPO法人 リトルターン・プロジェクトさんにもご協力いただき、素晴らしい出来になったと思います。ありがとうございました!!


これから1月中には郵送や配布などを進めていく予定です。



いつもながら手作り感満載です

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